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急行「ゆのくに」
今では絶滅危惧種になってしまった457系12両の急行ゆのくに。大阪~金沢を米原経由で走るユニークな昼間急行だった。急行「立山」が湖西線経由なのに対して「ゆのくに」は'遅い'イメージがあった。ところで、この車両の形式はわかりにくい。当時から何が正しい番号なのか理解できず混乱したことを覚えている。整理してみると、1962年の製造当初は451/471系としてデビューしている。2桁目の5は主変圧器が50Hz、7は60Hzだったので関西に来るのは471系だった。その後、主電動機を100kWから120kWにアップし453/473系となった。さらに抑速ブレーキを追加し455/475系に。最終的には50/60Hz共に変圧できる装置を積んで、やっと457系として全国統一形式になったようだ。457系の登場は1969年なのでそれまではどの列車がどの形式なのか実に分かりにくかった。国鉄時代の交直両用電車はどれも周波数の違いに翻弄されて複雑な系譜を持っているものが多い。
急行「ゆのくに」_b0185825_15592591.jpg
1979/3/11 下津林踏切
Minoruta SR-T Super , MC 50mm F1.4


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by kony5711 | 2014-09-20 16:01 | 国鉄時代 東海道 | Comments(0)
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