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9521レ SLやまぐち 徳佐 その2
2011/7/2撮影
 徳佐でのもう1カットがこちら。春から夏にかけての徳佐の逆光はなかなか手強い。特に湿度が多くて遠目が霞んでいるような日は、ぼんやりとした風景になって掴みどころがない。ワンポイントになるはずの木立や駅舎が霞んでしまってはどうしようもない。そのため、築堤をサイドから狙うことばかりしている。流してみたり、止めてみたり。工夫はしているがいい絵はなかなかくれない。ただ、ある角度でサイドから撮るとボイラーがうまく反射することがある。右に左に方位を変えて進むS字区間なので、トップライトがうまく当たるとカッコよく見える。この日は、白い雲がひろがり辺り一面散光だらけなので、レフ板をあてたようにボイラーが輝いてくれないかなぁ、と追っ掛けをしながら考えていた。できればボイラーだけをドカンと切り取りたい。定番の発車アングルを決めた後にサイド狙いに挑戦。障害物がなくバックに木立がくる場所を選んでフレームを想定する。失敗したくないので流さずにいく。太陽が見えないので光の方向が判断できないが、過去の経験からこの辺りと目安をつける。駅発の定番アングルの連写をそこそこで切り上げて想定したポイントにレンズを向ける。ズームを絞って露出を変える。まだ機関車は近づいてこないので、少し迎えにいって追いながらポイントで連写! う~ん、ぐっときた! 梅雨空ならではの柔らかい光を浴びてボイラーが艶やかに輝いた。なんと、なまめかしいボディの輝き! 思った以上に草の背丈があったので動輪が隠れたが、幸いにロットが上にきたので助かった。この日一番の出来かも。
9521レ SLやまぐち 徳佐 その2_b0185825_1885559.jpg
2011/7/2 山口線 徳佐 9521レ SLやまぐち
Canon EOS-7D , EF 70-200mm F4.0L IS USM


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by kony5711 | 2011-07-07 18:09 | 山口線 | Comments(0)
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