2010年 SL[やまぐち]最終運転
2010/11/20撮影
 先週末にやまぐち号の今シーズン最終運転を見送りに行って来た。ところが、週が明けると本業が激烈な状態に! とてもゆっくり撮影結果が眺められる状況ではなかった。23日の勤労感謝の日までも半日仕事とは・・・早く見たい気持ちを抑えながらなんとか仕事をこなし、やっと時間が少し出来た。ざっとデータを見て、使えそうなカットをピックアップ。その中で気のなるショットが1枚。どうしてもこの1枚から現像処理をしたくなった。いつもの撮影記は後ほどとして、まずはお付き合いを。

 このショットは狙ったポイントよりもずっと手前に引きつけた絵。20~30km/h程度で爆走するC57に見惚れてレリーズを押した指から力が抜けず、連写し続けた結果の産物。フレームアウト寸前のショット。ここまで引きつけるとせっかくの紅葉は煙に消され、ただのSL写真。なのにこのカットが妙に気になって仕方がない。あの時の壮絶とも言える煙と爆音のショーの余韻が未だに残っていて、このカットが一番心の中のシーンに結びついているような・・・
 いつものように現像ソフトで処理してみたが、しっくりこない。それもそのはず、狙った秋の風景らしきものは何もない。バックの山は元々陰で暗く、画面右側の山肌の木立も立ち昇った煙の影で暗い。半逆光に光るカマと煙に蒸気、これ以外なにもない。ところが思い切ってモノクロ現像に変えてみると、なんとノスタルジックなことか! パラメータをあれこれ操作しはじめる。ハイキー側は給水暖め器の排気蒸気を真っ白にするとして、ローキー側はどこを真っ黒にするか? 煙と蒸気のグラデーションは? カマのカンの反射とテンダーの黒を使って画面に奥行もだしたい。いろいろいじっていると、フィルム時代に暗室で現像液に沈んだ印画紙に像がフワッと浮かんで来る、あの感覚が蘇ってきた。露光時間を変え、焼き込んでみたり、覆ってみたり。硬い印画紙に変えてもう一度、なんて・・・20年以上むかしの感覚だ。でも、もう楽しくて止まらない! 気が付くと1カットから3枚の作品が仕上がっていた。その中からお気に入りを・・・ヘッドマークがなければ、いつどこで撮ったかわからないのでは?
b0185825_20113973.jpg
2010/11/20 9521レ 小河内 
Canon EOS-7D , EF 24-105mm F4.0L IS USM


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by kony5711 | 2010-11-25 20:13 | 山口線 | Comments(0)
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