Lumix DMC-G1

 昨年11月にLumix DMC-G1を購入した。予てよりサブ機がほしくて品定めをしていたが、7万円台でダブルレンズキットが手に入った。すでに後継のGH1→GF1と発売されG1はほぼ値崩れ状態。GH1もGF1もG1をベースに動画機能に重心が移った機種のため、スチールしか撮る気のない私にはG1で十分と判断した。
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 G1はマイクロフォーサース・マウントを採用した、軽量コンパクトのミラーレス一眼機。Canon 40Dと比較すると圧倒的に小さい。まさにこのサイズが気に入ったわけだ。レンズは、14~45mmと45~200mmの2本。マイクロフォーサースは35mm換算で2倍になるため、このレンズ2本持てば28~400mmまで撮影できてしまう。日々の撮り鉄には必要十分。しかも45~200mmを付けても手のひらに載ってしまう大きさ。仕事カバンの隅にこっそり入ってしまう懐刀。描写力は評価が高いので、ズバッと切れる刀でもある。
 2ヶ月あまり使ってみて、やっと自分なりの使い方が分かってきて手にも馴染み、機能面の良し悪しも分かってきた。少しレポートしてみたい。
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 全体のイメージは、大きい目のコンデジがレンズ交換式になったと思えば丁度いい。レンズ自体も普段見慣れたレンズよりもかなり小さく、おもちゃに見える。紙焼き時代の引伸機のレンズよりちょっと大きいくらい。(古くさ;)
 ファインダーを覗くと、ミラーがないのでここも液晶表示。印象はビデオカメラのようだ。一眼レフだとファインダー内は絞り開放で明るさが固定されるが、液晶表示なので画面中央付近の明るさで常にファインダー内が調整される。フレームを動かすと明るくなったり、暗くなったり。ここがビデオカメラのようで、ちょっと違和感がある。日の当たった絵面の中に濃い色の列車が近づいて来るとファインダー内はどんどん明るくなっていく。C57が近づいて来ると白煙は空に溶けて確認できなくなった。(!??) 慣れればいいことだが・・・
 AF動作は通常のおまかせモードとは別にAFフレームを画面のどの位置にでもカーソルで移動できる機能がついている。これがすこぶる便利。鉄道写真の場合、画面中央付近にピントがほしいケースよりも左右の偏った位置にほしいことが多い。ちょっと俯瞰ぎみだと、左下隅とか右下隅にピントがほしいが、ここにAFを設定することは難しい。G1はAFフレームを画面の隅にも移動できる。画面のきわきわの縁までは移動できないが、それでも結構使えて便利だ。AF動作もまづまづのスピード。列車の速度には十分ついてくる。
 問題は連写ができないという点だ。シャッターを切るとコンデジのようにファインダー内はフリーズする。CCDからデータが転送終了するまで、ライブビューは表示されない。G1は秒間3コマの連写性能だから、連写するとファインダー内は約0.33秒のコマ送りのビデオ映像になってしまう。これでは手持ちでフレームが固定できない。次のコマが表示せれると同時にシャッターも切れるので、またもフリーズし、その間に微妙に動いたフレームが修正できないし、動くものを追うことも到底出来ない。バッファ容量を増やして転送速度を圧倒的に上げてもらわないと、一眼レフには遠く及ばない。(GH1,GF1では改善されているのかもしれないが・・・)
 まぁ一発必殺で1ショットをものにするつもりで使えば問題はない。連写性能のいい今時の一眼レフに慣れてしまうと、昔のことを忘れてしまっているが、もともと鉄道写真は置きピンが基本。ベストのピン位置ではシャッターは一発のみ。そう思えば連写が出来なくても不満はない。ピントが自動でくるだけ、なんと便利な!(おやじ世代の言うことは、わけがわからんと若人に叱られそうですな)
 フレームの中に列車が来るとどうなるかをイメージし、線路上の一点にピントを合わす。列車が来ると、じっと我慢してピント位置に来るのを待つ。ここだ!・・・ってとこでシャッターを切る。この間の集中が、いい写真を作ってくれると信じていた。なにしろ、待てずにシャッターを切るとピントが合わずに撃沈ですから。今は、フレームを線路に向けダダッダーと連写する。確かにどの位置でもピントも来るし、露出も合う。とても便利になったし、シャッターチャンスは圧倒的に増えたが、ただ、集中するのが一瞬だったのが、数秒間になった分、写真の出来も薄っぺらになったような気もする。「この1枚」に賭ける思いが連写枚数で割り算されたように思う。連写するのが良いか、悪いかはまた別の議論として、こんな使い方をするAFカメラを持っていても損はない。(かな??)
 さて肝心の描写力だが、一言、すばらしい。もちろん最新の一眼レフとは比較にならないが、コスト・パフォーマンスはG1の勝ちだろう。120万画素なので、性能的には平均値。色のりはいいし、解像力もある。ただ、レンズが若干プァーなせいか、ボケ味がいま一つ。絞り込んで使っている。レンズにもコストをかければライカレンズも用意されている。そこまで投資するかは、これからの課題。実は11月、12月の梅田貨物でのショットはすべてG1で撮影。すでにUPしている。66-27のカン付きもG1で撮影。さらに例のPF無動重連もG1で撮った。暗い空のもとで2色の更新色の違いが表現できたのだから立派なものだ。とにかく作品の出来は満足している。小型軽量、コンパクト、カバンの隅に入ってフットワークは抜群。そのうえ大きな投資はいらない。今のところ、どこにも不満はない。

 今後は2台のカメラを使い分けて使用するため、カメラ、レンズのデータを添付します。とりあえず梅田貨物から1枚。
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2009/12/17 梅田貨物 3088レ EF66-36
Lumix DMC-G1,45-200mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S.


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by kony5711 | 2010-01-03 18:17 | その他 | Comments(2)
Commented by まむし at 2010-01-03 23:16 x
おお、サブ機を購入されていたのですね。
なかなかの写りのようですね。おっしゃるように、昔はワンショットでしたね。自分がベストと思うところで、1回きりのシャッターを切る。
と、偉そうに言いながら、今見返すと早切りばかりで、残念なのですが。私には連写機能の高いカメラが必要なようです(笑)
ところで、私もD5000を秋にサブとして購入しましたが、なかなか出番がありません。D700や300に比べると圧倒的に小さないのですが、しかし、一眼レフなのでそこそこの大きさ。仕事カバンの隅にしのばせるわけにはいかず、結局、本当のお散歩カメラとして使い、鉄のときはD300、D700の出番になっています。
Commented by kony5711 at 2010-01-04 00:34
>まむしさま
動くものを連射できないことがわかったときは
正直ショックでした。即、売り飛ばそうかとも・・・
いじっているうちに、なんとかなるぞって。
撮れた絵を見て・・・これはいけるって。
小さいことで犠牲になったものは多いですが
昔を思い出させてもくれました。
平日はフルにつかってみようかと・・・(^^)v
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